井上 洋介 リヒャルト・エルツェ、2016年マルセル・デュシャン賞受賞候補、カデール・アティアのヴィデオ作品 そして家族の死
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聴いているだけで、見ているだけで、
こころの底がぴょんぴょこ跳ねて、
気付けば、つくらなければならないドリンクも忘れて
カウンターの中でひとりにこにこ足踏みをしていた。
Toyota Ceili Bandのアイリッシュダンスイベント
「Shall We "Irish" Dance?」
豊かでおおらかな音楽のなかで楽しく踊るひとたちは、
とても渋谷のあの雑踏とは結びつかないようで、
平穏で気楽な時間をつくりだしていた。
あのリズムとあのメロディ、自分から出そうと思っても
なかなか出てこないし、むしろ少しむずかしく感じるのに、
なぜああやってアイリッシュミュージックが鳴った瞬間に
そんなこと、1ミリも不安に感じさせない懐かしさとあたたかさに包まれるのだろう。不思議。
Toyota Ceili Bandのみなさんも、会場のみなさんと同じくらいたのしそうだったのも、印象的だった。きっと奏者も楽器とともにダンスしていたんだ。だからきっとステージと客席の境目もなく一体になっていたのかな。
ゲストで来ていた奏者のアイルランド人が、
ソロで踊りはじめたときは、なんだか大きなおじさんの妖精を見ているようで
とても素敵な気持ちになった。アコーディオンを弾いているときからは全く想像のつかないほど、高く高く跳ねていて華麗だったので、会場がわっと盛り上がった。(アイルランドでは小さなおじさんの妖精がたくさん話に出てくるけれど、こんな感じなのだろうか。。)
このイベントでは、ずっと昔から続いている、オンガクのチカラをまっすぐと受け取れた夜だった。
私も今度はぜひともあの音楽のなかでアイリッシュダンスを習いに(ギネスビールも飲みに)、遊びにいきたい。
きっと楽しい時間がToyota Ceili Bandとともに、待っているに違いない。
2013年8月8日(木)Toyota Ceili Band presents
『Shall We "Irish" Dance?』
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