finished 2015.01.17 Sat - 01.25 Sun
中島由夫シンドローム:Art is Always the Next Possibility

2015.01.17 Sat -
01.25 Sun
Tue.- Sat. 14:00 - 21:00
Sun.& Mon. 11:00 - 18:00
¥ 500(includes one drink)
60年代、「反芸術」のただ中でパフォーマンス集団「アンビート」を結成、ダダカン等とともに街頭アクションを展開した中島由夫は、1964年欧州へ旅立った。
そこでカウンターカルチャー、プロヴォ、スカンジナビアシチュエーショニスト運動など激しい時代の渦に身を投じる。
パナマレンコ、工藤哲巳、アスガー・ヨルン、ヨルゲン・ナッシュ等とともに活動し、また日本の松澤宥やヨシダヨシエと緊密な関係を保ち、中島はグローバルなアーティストのコミューンを指向した。
1974年、中島はスウェーデンで「ウベボダ・シンポジウム」を開催する。これは100日の予定が3年にわたり、真に自由で自立したアートの可能性を求めるものとなった。
"Art is always the next possibility."と題した今回の展覧会は、中島由夫の軌跡と共にその時代の芸術運動を振り返り、その歴史的価値、今日的意義を問い直すものである。
主催:中島由夫シンドローム実行委員会
助成:公益財団法人ポーラ美術振興財団、スカンジナビア・ニッポン・ササカワ財団
資料提供:中島由夫、人間総合科学大学、松澤久美子(松澤宥アーカイブ)
後援:スウェーデン大使館、デンマーク大使館
会期中会場内には中島由夫の近年の作品も数点展示いたします。
"Sleeping man in the forest" 2012 138×80cm 99edition
"Midsummer is here" 2012 100x87cm 99edition
スウェーデンのアトリエにて
Event
◉ 1月17日(土) シンポジウム
■13:30~17:00 (開場 13:00)
・第1部 13:30 -14:30
「中島由夫とは何者か」中島由夫とのダイアローグ
中島由夫 / 聞き手:黒ダライ児(『肉体のアナーキズム』grambooks 刊 著者)、嶋田美子(アーティスト)
・第2部 14:40 - 17:00
「スウェーデン出身の日本人:中島由夫と北欧の60年代芸術」 /タニア・オルム(コペンハーゲン大学比較文化教授)
・相原信洋アニメーション『STONE』(1975) 上映
・「ダダカン、松澤宥と中島由夫:メールアートとコミューン」/嶋田美子
・質疑応答、フリートーク
◉ 1月18日(日)「体験者が語るウベボダトーク」ゲスト:高村ムカタ
14:00〜
◉ 1月24日(土) 中島由夫のパフォーマンス
14:00~
◉ 1月25日(日) 中島由夫のアクションペイティング
■14:00〜
Profile
中島由夫(なかじま よしお)
1940年、埼玉県生まれ。1950年代末より街頭でパフォーマンスを行い、1961年にハプニング集団「アンビート」を結成。1964年にヒッチハイクで渡欧し、オランダ、ベルギー、フランスなどでハプニングを開催する。アスガー・ヨルンたちのコブラのメンバーを始め多くのアーティストたちと芸術運動に関わるなど、スウェーデンに在住し約50年、パフォーマンスの他、絵画、陶芸などの作家活動を行ってきた。
パブリックコレクションは、埼玉近代美術館、日動美術館、アントワープ美術館、ストックホルム近代美術館など多数。