アツコバルー ATSUKOBAROUH arts drinks talk

finished 2014.02.22 Sat - 03.09 Sun

アンスティチュ・フランセ東京×アツコバルー arts drinks talk 連携展
オルタ-ナラティブ|物語の編み目に
ピエール・カルニオー/ティエリー・フルニエ 前田真二郎

Institut francais du Japon-Tokyo × ATSUKOBAROUH arts drinks talk
Alter-narrative
Pierre Carniaux/Thierry Fournier Shinjiro Maeda

2014.02.22 Sat - 03.09 Sun
Wed.~Sat. 14:00 - 21:00
Sun.&Mon.; 11:00 - 18:00
Closed Tue
¥ 500(with a drink)

デジタル技術やインターネットは、映像や映画において既存の時間軸やフォーマットを越えていくオルターナティブな表現を生み出している。本展ではフランスと日本から、一元的な物語から逸脱していく作品を「オルタ-ナラティブ」として紹介する。物語は編み直され、網み目の隙間に多層な時間、空間そして意味が生成しはじめることだろう。

キュレーション:アンスティチュ・フランセ東京(仏)、四方幸子(日)

ピエール・カルニオー/ティエリー・フルニエ《デプリ》(2012)
仏語で「広げる」を意味する《デプリ》は、体験者がiPadで映画のショットやストーリー、テンポを選びミックスすることで、異なった物語を紡ぐことができるインタラクティブな映画である。日本のラブホテルやカプセルホテルの宿泊者が夢想を語るカルニオーの映画「ラストルーム」を拡張することで、フルニエは「音楽を奏でるように探索をし、それぞれの旅路を描き、ゲームをしている感覚」へと体験者の感覚を広げようとする。
iPad アプリケーション製作:オリヴィエ・ギエルミネ
制作協力:パンドール、リュクス(ヴァランス国立演劇センター)、エヴルー=ルーヴィエ国立演劇センター、ディクレアム
平成25年度[第17回]文化庁メディア芸術祭アート部門審査員推薦作品
Selected as jury selection at Art Division of the 17th Japan Media Arts Festival

☆ピエール・カルニオー:1979年パリ生まれ。映画監督、写真家、俳優。造形美とドキュメンタリーの要素を融合させた作品制作を行う。Villa Medicis Hors les Mursの助成を受け、日本で長編初監督作品『ラストルーム』を撮影、この作品は国際ドキュメンタリー映画祭FIDマルセイユ2011のフレンチ・コンペティション部門で初上映された。

☆ティエリー・フルニエ:アーティスト、企画展オーガナイザー。インスタレーション、デジタルメディア、映像、音響、パフォーマンスを総括、融合した創作スタイルを実践。世界との関係ー詩的、社会的、政治的なーを定義づけるのは身体と知覚であるとの観点から創作を行う。インタラクティブであれ固定的なものであれ、場所に依存するかどうかにかかわらず、作品の中に異なる時間と空間を対峙させることでフィクションと現実、内と外、生と死、人間と機械を混在させる状況を作り出す。

前田真二郎《BETWEEN YESTERDAY&TOMORROW;》(2011-13)
《BETWEEN YESTERDAY&TOMORROW;》は、前田の指示書をもとに複数の映像作家により制作された各5分の即興映画である。2011年3月11日(東日本大震災)の約2週間後に構想をネットで発表、2013年までに集まった数十本の作品は、各人に委ねられながらも前田を介したゆるやかなネットワークを形成する。

☆前田真二郎:1969年大阪生まれ。映像作家。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)准教授。90年代初頭よりビデオメディアによる映像表現を開始し、国内外の映画祭や展覧会で発表。舞台芸術や現代美術など他領域のアーティストとのコラボレーションも手がける。WEBムービー・プロジェクト《BETWEEN YESTERDAY&TOMORROW;》が、第16回文化庁メディア芸術祭アート部門にて優勝賞を受賞。DVDレーベルSOL CHORDスーパーバイザー。

[特別展示]フレッド・プネル&ヤニック・ジャケ《散漫なマシンたち》(2012)
《散漫なマシンたち》写真1
《散漫なマシンたち》写真2

展示に加え、ル・フレノワ国立現代アートスタジオ(仏)と岐阜県・大垣のIAMAS(情報科学芸術大学院大学)発の映像セレクションを上映します。ル・フレノワが例年制作している映像集の最新版「PANORAMA」(選定:アラン・フレシェール)/IAMASセレクション(選定:前田真二郎)
<IAMASセレクション(120分)>
IAMAS出身アーティスト(8名)
松島俊介 Shunsuke MATSUSHIMA
伊藤遼 Haruka ITO
木村悟之 Noriyuki KIMURA
北上伸江 Nobue KITAKAMI
斎藤正和 Masakazu SAITO
鈴木光 Hikaru SUZUKI
三澤太智 Daichi MISAWA
池田泰教 Yasunori IKEDA


[連携企画]
○第三回[デジタルショック]-マシンが夢見るとき-
2月21日(金)-3月23日(日)|アンスティチュ・フランセ東京|入場無料
平成25年度[第17回]文化庁メディア芸術際協賛事業

○ビデオ上映&アラン・フレシェールと前田真二郎による対談(司会進行=四方幸子)
2月21日(金)15:00|アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ|入場無料

○『ラストルーム』上映&対談
◆2月25日(火)19時~
会場:アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
登壇者:ティエリー・フルニエ、四方幸子(キュレーター)
『ラストルーム』上映後、アプリケーション『デプリ』の構想について対談を行います。
フランス語・日本語(通訳付)

◆2月27日(木)19時~
会場:アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
登壇者:ピエール・カルニオー(監督)、三浦基(地点代表、演出家)
司会:廣瀬純
『ラストルーム』上映後、本作に出演しカルニオーともかねてから交流のある三浦基を招き、対談を行います。
フランス語・日本語(通訳付)
その他、詳細は後日こちらのページ、およびデジタル・ショックのパンフレットでお知らせいたします。

*上記会場
アンスティチュ•フランセ東京 アクセス


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Event

2/22(土)19:00~21:00
オープニング・レセプション(入場無料)