Dazzling art in Morocco
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この2人の交流を綴ったDVD。ピエール・バルーの作品です。
俳優の緒形拳さんには書道家、という隠れた才能がありました。そして写真も。彼は写真が大好きで、いつかロベール・ドアノーにポートレートを撮って欲しいと思っていたそうです。ドアノーと言えばパリの人々、庶民の姿をとらえた名人。知らない国の人は撮りたくないなあ、と渋るドアノーを説き伏せてバルーと私がコーディネートして、出会った二人、最初の出会いから3日間で2人は旧知の友のように仲良くなってしまった。2人の偉大な芸術家の言葉を超えた交流をバルーの詩人の目が捉えました。
《 ロベール・ドアノー生誕100年記念作品 》
時と時刻 ロベール・ドアノー&緒形拳
監督 ピエール・バルー
11月は素晴らしいライブが目白押しでオーナーとして幸せいっぱいでした。ひとつだけ選ぶことができなかったので5つレポートします。
まずは Meadow:アンプラグド、完全生音。それでよいのか?良いのである。ピアノのジョン・テイラーは英国人だがあとの2名はノルウエイ人。彼のピアノがすごくエレガント。トリオも完璧でその音楽性の高さにうなる。アメリカやフランスのジャズにはない、やはり北欧の音がした。
柿豚の会:大切な生き物を屠る、そして味わう。大昔から豚をつぶすときは大きなお祭りであった。今宵、鮎川誠&シーナ(SHEENA & THE ROKKETS)がお祭りのクライマックスを請け負ってくれた。同じ久留米の出身で、養豚家と柿農家の若者たちが渋谷の人たちに食べ物の持っているエネルギーとロックを持ってきてくれた。やはり野菜だけではこういうパワーは出ないです。
越路吹雪没後33年記念ライブにゲストで出演したクミコさん、日本語をきれいに歌い、心にまっすぐ届ける。そんな当たり前のことをしてくれる歌手が今どのくらい日本にいるのだろうか、彼女をシャンソン歌手と言ってしまうのは狭すぎてもったいない。もっと聞きたい人です。
笹久保伸:20代ですでにペルーでは13枚のCDが出ているというアンファンテリブル。日本人にもこういう人がいるのですね。ペルーのフォークロアらしきものと彼の作曲編曲。音符に書くことはたぶん不可能な西洋音楽にはないような音の洪水、しかも一つのギターから何と豊かな音が出ることか? 驚異である。イルマさんの歌も神歌のように人間離れしている。いや人間らしい、と言うべきか。地球の裏側に行ってこんなにすごい音楽を持ってきてくれてありがとう。
異なるジャンルのアーティスト達の初コラボレーションを企画している『La Ronde Okotie』。林正樹を中心に、琴の今西玲子、様々な打楽器を駆使する小林武文、ディジュリドゥなどマルチサックス奏者のアンディ・べヴァン。最初はぎこちなくてどうなる事かと心配したが、後半でしっかりと盛り返した。初顔合わせのスリルもよいがまだまだこれからもセッションを重ねてほしいと思う。林正樹はサラヴァに出るたびにうまくなっていく。
サラヴァ東京の月曜日は他の日とはちょっと違う。
お客様も出演者もぐっと平均年齢が上がる。戸川昌子さん率いるシャンソンのプロとセミプロの集団である。
ちょっと前までマスコミも商業も若い人にうけることを何よりも大切なことのように思っていた。若者はお金を簡単に使うから。ちょいと流行ると遅れてはいけないと雪崩のように一斉に買うので面白い商売、だった。それは過去の話。今の若者は金がない。そして趣味が多様化して、流行っても局地的、第一何が流行るか予想もつかない。
それに比べれは高齢者は良い、まずたくさんいらっしゃる。お金もたっぷり、ある人はある。そして自分の好きなものをじっくり堪能する。人生の終わり近く、大好きなシャンソンを聞いて、できれは舞台の上で歌って、家族や友人に聞いてもらって、おいしい酒を飲む。なんという贅沢な楽しみ方でしょう、今夜もプチパパ・ノエル(フランスのクリスマスソング)を歌っている白い毛皮のケープのエレガントな女性がおられました。毎週やっていただいている月曜シャンソンも今年は今日でおしまい、また来年も熟年者達による青春の歌は続きます。
(2012年12月17日)
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