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2013年2月12日 更新

見ることで感じることの先へ

「こっちの方が美しい、この並びだ」
床にあるアーティストの作品を並べながらハーブは作品を見ていた。
傍らのソファに座るドロシーも、
「ええ、とても美しいわ」

このドキュメンタリー映画『ハーブ&ドロシー』は、ふたりの集めた膨大なアート作品の数々、コレクションをライフワークとして生きてきたヴォーゲル夫妻と、それによって拓かれた功績にはしごく圧巻され、アート作品と向き合うことに情熱を注いだ夫婦の生涯には幸せな感動を受けます。

しかし実はこの映画、ふたりのアートコレクションライフの背景にとても重要なある要素が隠されています。美術館やギャラリーでアート作品を目の当たりにしたとき、コンテンポラリーアートの作品の大半は意味が分からない、難しい、敷居が高いなど、作品のキャプションを読んでいてもある程度現代アートの教養を身につけていないとなかなか理解し辛く、それによって馴染みにくかったりします。ですが彼らの作品への見方はいたってシンプル。『美しい!』『面白い!』『変だ!』『なんだこれは⁉』『新しい!』ただそれだけなのです。

今から60年近く前に出版された岡本太郎の著書、『今日の芸術』という現代美術、現代アートを分かり易く読み解き、アートとは何かを教える芸術書があるのですが、ハーブとドロシーのアート作品に対する親しみ方はまさに岡本太郎の云ってきたことそのままなのです。

芸術は頭じゃなく魂(心)で観るのだということ...
しいて言えば身体全身で感じることでしょうか。

この映画とふたりを通して、『私たち自身の芸術』とは何なのかを発見してみてはいかがでしょうか。きっとそれだけでアートというものが私たちの身近な生活にもっと近づいてくることになるでしょう。(ヒロポン)

【2月7日(木)】ヴィヴィアン佐藤プレゼンツ 映画『ハーブ&ドロシー』特別上映会

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