アツコバルー ATSUKOBAROUH arts drinks talk

finished 2015.07.03 Fri - 07.05 Sun

(仮) 選挙はアートだ!
~三宅洋平の選挙フェス 17日間の記録~
企画:杉岡太樹/写真:伊藤愛輔

2015.07.03 Fri - 07.05 Sun
14:00~21:00
Entrance Free

選挙はアートだ!

現代アートに多大な影響を与えたヨーゼフ・ボイスは人が関わる事で社会を変えて行くのを「社会彫刻」と呼び、緑の党の結成、町の掃除、各地での討論会、植林などのアクションを自分のアート作品とした。

三宅洋平が音楽の枠から出て選挙に立候補したのはまさにボイスの言う社会彫刻である。
彼は自分の肉体をメディアとして1人の思いを大きな集団に染めていった。
日本と言う警察国家で、黙る事が美徳とされ、政治の話をすると煙たがられる、民主主義の皮を被った全体主義のこの国でここまで彼がやったのは奇跡的な事だったのだ。
過小評価をしてはいけない。

2010年にチュニジアで発したアラブの春、春の芽はもぎ取られながらもオキュパイ運動に発展して世界の人々が不正と戦う大きなうねりとなっている。香港の高校生によるアンブレラ革命はつい最近の事だ。
では日本では?
原発の事故というあれだけ大事件の後、報道には無視されたが実は初めて多くの日本人が町に繰り出し声を上げた。
そして皆があげた声を政治の場で生かせる為に三宅洋平が立候補した。
彼はボイスの後に続いて社会アートを始めた、と私は見る。

これは日本の春の始まりだ。芽をつんではいけない。
我々の社会を良くする為に、アートが必要なのだ。


2015年5月 アツコ・バルー

Event

映画『選挙フェス!』
2015年7月4日(土)〜ユーロスペースほか全国順次公開
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2013年7月に行われた参議院選挙。緑の党から推薦を受けて立候補したミュージシャンがいた。三宅洋平、34歳。地盤もなければカネもない、公示当初は「売名行為」と揶揄された新人候補は、音楽と演説を融合させた“街頭ライブ型政治演説”を「選挙フェス」と称して全国ツアーを敢行する。この前代未聞の選挙運動は、インターネットからうねりを起こし、路上に多くの観衆を集め、結果的に落選候補最多の17万6970票を集めることになる。
本作は17日間26ヶ所を巡る三宅の旅に完全密着。群衆に訴えかけたコール&レスポンス、政治参加へのアプローチ、その裏側で未経験の選挙に苦悩し、怒り、歓ぶ等身大の姿を捉えた。「政治をマツリゴトに」をスローガンに、多くの人の心を奪った"新たなカリスマ"の素顔。三宅洋平とは、何者だ?

Profile

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三宅洋平
1978年ベルギー生まれ。早稲田大学卒業後、リクルートに就職するも9ヶ月で辞職。以降、REBEL MUSICの道を邁進する。2003年のフジロックで持ち時間を60分オーバーする”伝説”を残したバンド「犬式」として3枚のフルアルバムを発表。2010年には新バンド「(仮)ALBATRUS」を結成。原発震災を機に沖縄へ移住し、パーマカルチャーなどに影響された自給自足ライフの実践に入る。2013年、緑の党からの推薦を受け、参議院選挙全国比例区より立候補。


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伊藤愛輔
1979年神奈川県生まれ。2004年よりフリーの写真家としてライブハウス、クラブ、フェス等多くのミュージックシーンを撮影し、CDジャケット、アーティスト写真など様々なアーティストへ作品を提供。2013年、予てよりの被写体であったミュージシャン三宅洋平が参議院議員通常選挙へ比例代表として立候補し全国を巡った17日間の全日程にオフィシャルスチールとして帯同し、各地で生まれた大きなムーブメント、候補者や聴衆のリアルな心情を記録。

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杉岡太樹
1980年神奈川県生まれ。01年より渡米、School of Visual Arts(ニューヨーク)にて映画製作を学ぶ。第84回アカデミー賞ノミネート作品の『もしもぼくらが木を失ったら』や、日米で異例のヒットとなった『ハーブ&ドロシー』などの制作・配給に参加。2010年より拠点を東京に移し、“脱原発デモ”の萌芽を追ったドキュメンタリー『沈黙しない春』で2012年に長編映画デビュー。長編2作目となる『選挙フェス!』の劇場公開を7月に控える。