アツコバルー ATSUKOBAROUH arts drinks talk

upcoming 2017.07.29 Sat - 09.03 Sun

極限芸術 〜死刑囚は描く〜

2017.07.29 Sat - 09.03 Sun
水木金土 14:00~21:00
日月 11: 00~18:00
火 定休日

入場料 ¥500

パラレルワールドから
ここにご覧に入れるのは、ほとんど全員がいわゆる素人で、手紙を書くための普通の文房具で描いたものだ。
何百 枚もの中でエネルギー発信力の激しいものを選別した。もちろん、もう一つの括りはある。全員、重大な理由、また、嫌疑により家族や社会から隔離された人達だ。人は皆、自分と他人、社会の関わりの中で人生を編んでいく。絵画の面白さはダイコンを描こうが富士山を描こうが本人と他者との関わり合いがあぶり出されてくる事だ。
それは言葉では説明できない何か、でも確実に感じられるものだ。関係を遮断されても彼等は胸の中で社会を見続け、生きている証拠を発信し続ける。確実に、薄っぺらな紙の向こう側にだれかが居る。まるでパラレルワールドからの誘いのように。
昨年、クシノテラスが開いた『極限芸術 2 ~死刑囚は描く ~』展に感嘆して今回、アツコバルーでも開催することを 決めた。我々はまた独自の選別で「死刑廃止のための大道 寺幸子・赤堀政夫基金」が 2005 年から公募で集めた多く の作品群の中から選ばせていただいた。

2017年初夏 アツコ・バルー


「死刑廃止のための大道寺幸子・赤堀政夫基金」とは?
生前、多くの死刑囚や獄中者に面会し、励まし、「生きて償う」ことを共に模索し、死刑囚の母として、社会、国際機関、メディア に対して、日本の死刑制度の実態、死刑囚処遇、死刑囚の人権に ついて語り続けてきた大道寺幸子さんが 2004 年 5 月に亡くなり ました。
「死刑制度をなくしたい」「死刑囚の人権は保障されなければなら ない」という幸子さんの遺志を生かすため、遺された預金を元に、 基金が創設され、死刑囚の再審請求等への補助金、死刑囚の表現 展の開催と優秀作品の表彰のために使われることになりました。 当初の予定だった10 年間が過ぎましたが、冤罪事件の元死刑囚 赤堀政夫さんからも資金提供の申し出があり、2 015 年からは「大 道寺幸子・赤堀政夫基金」として5年間の予定で再出発すること になりました。「死刑囚の表現展」へ応募された文芸作品は何冊 も出版され、絵画作品は多くの展示会で紹介され注目を集めてき ました。毎年10月の「響かせあおう死刑廃止の声」の集会で、そ の年の応募作品の講評や展示が行われています。


協力:死刑廃止のための大道寺幸子・赤堀政夫基金、クシノテラス、松本健次さん再審連絡会

原 正志「鉄格子の少女-愛と平和」.jpg
原正志「鉄格子の少女 - 愛と平和」

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井上孝紘「神のなげきと救いの糸」

闇鏡「100拝」.jpg
闇鏡「100拝」

松田康敏「タイムスリップ あの時代へ」.jpg
松田康敏「タイムスリップ あの時代へ」

松本健次.jpg
松本健次

Event

トークイベント
◉2017年8月24日(木) 19:00~21:00 (18 :30 受付開始) ¥1000
都築響一 × 櫛野展正


予約 : アツコバルー 予約受付開始 7月24日(月)12:00~
ab@l-amusee.com / 03-6427-8048
※希望日・お名前・人数・お電話番号をお知らせください。
※当日の通常営業は18 時までとなります。
※電話予約は対応できない日時もございますので、メール予約を おすすめ致します。

Profile

都築響一(つづき・きょういち)
都築響一プロフィール2015r.jpg
1956 年東京生まれ。ポパイ、ブルータス誌の編集を経て、全102 巻の現代美術全集『アート・ランダム』(京都書院)を刊行。 以来現代美術、建築、写真、デザインなどの分野での執筆・編集活動を続けている。93年『TOKYO STYLE』刊行(京 都書院、のちちくま文庫)。96年刊行の『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』(アスペクト、のちちくま文庫)で、第 23 回木村伊兵衛賞を受賞。その他『賃貸宇宙 UNIVERSE forRENT』(ちくま文庫)、『現代美術場外乱闘』(洋泉社)『珍世 界紀行ヨーロッパ編』『夜露死苦現代詩』『珍日本超老伝』(ちくま文庫)『R O A D S I D E U S A 珍世界紀行アメリカ編』
(アスペクト)『東京スナック飲みある記』(ミリオン出版)『東京右半分』(筑摩書房)、『圏外編 集者』(朝日出版、2015 年)など著書多数。 最新刊は『捨てられないTシャツ』(筑摩書房、2017年)。現在、個人で有料メールマガジン『ROADSIDERS' weekly』を毎週水曜日に配信中。


櫛野展正 ( くしの・のぶまさ ) アウトサイダー・キュレーター
櫛野展正.jpgⒸ立堀和仁
1976 年生まれ。広島県在住。2000 年より知的障害者福祉施設で介護福祉士として働きながら、広島県福山市鞆の浦に ある「鞆の津ミュージアム」でキュレーターを担当。2016 年 4 月よりアウトサイダー・アート専門ギャラリー「クシノ テラス」オープンのため独立。社会の周縁で表現を行う人たちに焦点を当て、全国各地の取材を続けている。近著に『ア ウトサイドで生きている』( タバブックス )。
クシノテラス